「介護が必要になっても、自分らしい納得シニアライフ(快護ライフ)を送ることができ、長生きが幸せと感じられる世の中にしたい!!」
これが私のミッションです。
★高校時代の挫折
両親が教員の家庭で育ち、将来は先生になって欲しいという親の期待のもと、大学進学にむけて勉強をがんばっていました。
しかし、高校3年生の夏、模試での得点が伸び悩みこのままでは、志望校の合格が困難となったのです。
小さなことですが、自分にとって初めての壁であり、進むべきか、それとも志望校を下げるのか、決断をしなければならない状況に追い込まれました。
進路について考えているうちに、
「親の期待で大学受験をしてきたけど、良い大学に入学して就職していくことが本当に幸せなのだろうか」という疑問がフツフツと湧いてきました。
「何のための勉強であり、どう生きることが良いのか、幸せな人生ってなんだろう・・・」と人生全般についての根本的な疑念へと膨らんでいったのです。
その日から図書館に通いの毎日となり
哲学、宗教、文学、心理学、成功哲学など・・
人生についての指針を探し求めて
貪るように読書をしていきました。
しかし、短期間で答えが見つかることもなく
志望校を下げたうえで、大学受験をして、広島大学の夜間部に入学することになりました。
★祖母の入院、福祉への目覚め
大学に入学したもの、勉強に対する意義を見い出せなかったので、自然と大学へ足が遠のいてきました。在籍をしているだけでは卒業できず、大学中退をしてけじめをつけ、実家に戻ってきました。
ようやく実家での生活に慣れてきた頃、同居していた祖母が脳梗塞で倒れ入院してしまいました。
病院の医師より「おばあさんは痴呆(認知症)の症状が出てきているので、できるだけ側に付き添ってほしい」との話をうけました。
毎日のように家族、親戚が交代で祖母のお見舞いをしました。
そこで感じたことは、「家族の介護力によって、入院生活が変わってしまう」ということです。
隣に入院していた患者さんの家族は、たまにしか面会に来れない様子で、寂しそうな表情をしていました。
側に付き添う存在がいることは、入院されている方にとって、大きな支えとなること。
側にいることでも力になれるのであれば、きちんと勉強すればもっと役に立てるのではと感じ、その時、福祉の道に進もうと決心をしました。