⚫︎介護者の勘違いは認知症の方を苦しめます
こんにちは、
今年も最後の日になりましたね
大晦日にむけての準備などで忙しく過ごされていますか⁈
介護が必要になっても、納得シニアライフを送り、長生きが幸せと感じられる世の中へ
認知症介護の専門家
加納健児です。
介護者の中には「認知症=何も分からない」と思っている人がいます。
それは大きな間違いで、認知症という病気になったご本人を苦しめる事につながってきます。
もの忘れが増えたり、記憶体験を失うことで今まで出来ていた事が急にできなくなったり、ご本人が戸惑っています。その気持ちに介護者は寄り添う事が大切です。
認知症の症状が進行して、言葉で自分の意思を表現できなくなってからも、今まで生きてきた誇り、子供や動物、植物などの慈しむ気持ちなど、豊かな感情は保たれている事が多いのです。
介護者が「認知症=何も分からない」と、乱暴な言葉や態度、子供のような扱いを行うことで、認知症の方の自尊心を傷つけ、感情が不安定になり、攻撃的な行動や認知症の悪化につながっていきます。
ご本人の不安な気持ちに寄り添いながら、その世界を受け入れて、尊厳ある人として、接することが大切です。