●第17話 研究テーマは、小グループ回想法の効果検証
回想法(昔の話をお聞きする療法)は、ご利用者のニーズを知るうえで大切なコミュニケーションの手法です。
回想法のやり方には、個別かグループでするのかにわかれてきます。一度に何人もの方に関われるほうが、施設などの環境では、レクリエーションとしても活用できるので、実用的だと思います。じっくりお聞きする必要のある場合は、個別に関わればいいわけです。
従来の研究を分析してみると、グループ(集団)回想法は、5人~8人が多く、もっと対象者が多いものがもありました。実際の現場でお話をするときは、4人がけのテーブルに座ることが多いこと、あまり大勢になると、耳が遠いかたもみえることから、お互いの会話がしにくくなることから、3、4人程度のグループでの回想法の効果があるのかをテーマにしました。
夕方18時からの授業に間に合わせるために、職場で早番勤務にしてもらい、1年間は月から金まで、職場、大学との両立をしていきました。職場での理解、スタッフの方の協力があればこそ、通学できたので、皆さんには本当にお世話になりました。