●第19話 抗加齢医学会(アンチエイジング医学会)への参加
大学院に入学してから、進路のアドバイスをもらったドクターに誘われて、アンチエイグ医学会(抗加齢医学会)に入りました。いかに若く生きるのかをテーマに、医学系の専門職が集まり、研究成果を発表していました。
医師が中心ですが、看護師、リハビリの専門家、薬剤師、福祉分野では社会福祉士が入会することができました。
はじめて参加した総会では、自分は場違いなのではないかという戸惑いで緊張していました。第1線で活躍して成果をあげてみえる医師が中心となり、各分野での研究成果を堂々と発表しています。
話の内容は専門的すぎて、さっぱりわかりませんでした。しかし、与えられた10分程度の時間で、簡潔明瞭に話す姿に、研究者としての資質や姿勢を肌で感じることができました。
普段に参加していたセミナーや勉強会は、介護、福祉系の集まりですが、医師がたくさん集う場所は、知的で聡明、自信にあふれる空気が漂い、自分がいる世界とあまりにかけ離れていましたが、研究者としての将来像をイメージすることができ、よい刺激となりました。