●第22話 グループホームへの転職、研究が活かせる職場へ
有料老人ホームで勤務しなら、2年半が經過して、回想法に関する研究も佳境をむかえました。残念ながら修士論文が受理されずに、もう1年留年することに、悔しい気持ちでいっぱいでした。
しかし、ここで諦めるわけにもいかず、「せっかく大勢の方に協力をしてもらったので、誰がみても恥ずかしくない論文に仕上げていこう」と気持ちを切り替えました。
そんな中、グループホームで管理者をしている友人より「グループホームでケアマネジャーとして一緒に働いてみないか」と声をかけられました。
認知症の方への小グループ回想法というテーマで研究をしてきたので、認知症の方が生活してみえる施設にて働けることは、研究成果をいかせる環境であり、またケアマネジャーとしての資格を活かせる立場で仕事ができるので、ちょうど良い転職の機会だと思い、お世話になった有料老人ホームの上司や仲間に事情を説明して、転職することになりました。