第24話 大学院の卒業!!10年間の軌跡~

●第24話 大学院の卒業!!10年間の軌跡~

 大学院の卒業にむけ、仕事の休みの日に大学にいき、論文の推敲を重ねていきました。論文提出期限よりも1ヶ月前には、ほぼ完成して、残り1ヶ月で最終修正をしていきました。

 今回は論文審査も無事合格して、残るは論文発表だけとなりました。発表用のスライドも論文を修正するなかで事前に何度も作り直していたので、余裕をもって望むことができました。

 小グループ回想法の認知症高齢者に対する効果は、認知機能の改善はみられませんでしたが、生活意欲の改善がみられました。これは、昔の話をお聞きすることで、懐かしい活躍していた経験が蘇ることになり、意欲が改善するのではないかと考えています。

 非薬物療法として認知され、医療保険適応になるには、まだ研究成果が必要ですが、介護の現場で使う分には、数値でのデータがなくても、参加された方が楽しい時間を過ごしてもらえ、ご利用者の人生を理解できることは、信頼関係が深まるので、役に立つものだと思っています。

 話をもどして、最後の論文発表は7分と短い時間でしたが、緊張感あるなか無事に終えることができました。審査も無事に通過して、3年かけた大学院も卒業することができました。

 大学を中退して、23歳から専門学校に2年間、25歳で就職してからは、福祉大学の通信に4年間、そして大学院にもチャレンジして、30歳から3年間かけて、ようやく卒業することができました。

 人生の進路に悩んでいた時期から、祖母の介護をきっかで福祉の道に生きる決心をして、方向をかえることなく、学び追及してきた10年間となりました。

 

2013年12月16日 第24話 大学院の卒業!!10年間の軌跡~ はコメントを受け付けていません ★自己紹介