●第5話 手相との出会い、占いの道に入るきっかけ
高校時代の夏から始まった自分探し、生きることへの意義を求めて読書をしていました。
21歳まだ広島で学生をしていた頃に「観音力」という本に出会い、その中に書かれていた内容に自分が求めていた答えが明確に書かれていました。
人生とは自分磨きの旅路であり、生まれ変わり死に変りして、いろんな環境や仕事や経験を通じて、自分の魂を磨き、向上させていくことが目的であること。究極には33相に化身できる観音様のような、自由自在に変身して衆生を救う存在に近づくようにことであるといった内容です。
運不運が人により違うのはなぜかという疑問も、前世や生まれ変わりの仕組みがあれば、すっと理解できました。この気づきを得たことにより、人と比較しなくてもよい、自分らしく生きればよいのだと、人生にたいする迷いやブレがなくなり、心のなかに芯がたったのを今でも覚えています。
ちょうど手相家であった著者の方のセミナーが広島で開催されることになり、その場で鑑定をしてもらい、人生に迷いのあった自分の方向性が定まり、未来に希望がもてるようになりました。その感動から自分も「人の悩みを解決して希望を与えれる存在になりたい」と強く思い、その先生のもとで手相をみっちり勉強して、4年間の下積み生活をへて25歳からお店でプロの鑑定士としてデビューしました。
その後は、お客様のニーズや悩みを解決できる技を磨くべく、手相を中心として、その後、気学、西洋占星術、タロット、ダイス占い、名刺相、印相占いなど、各種占いの勉強をして10年間でのべ1000名近い方の鑑定をさせていただきました。