●自分らしいシニアライフをおくるために備えておくこと
元気なうちに自分の老後の生活を設計して、もしも認知症になってしまったときには、自分の希望とおりにそのプランを実行してくれる、それができるのは任意後見制度なのです。
認知症になってしまい、判断能力や記憶力が低下してしまうと、自分の意思や要望がうまく伝えられなくなります。後見制度では、家庭裁判所がえらんだ後見人がお世話をすることになりますが、元気なうちに本人の要望を確認していないため、限られた情報のなかから、何をして欲しいのかを判断しなけばなりません。
元気なうちに、「だれにサポートしてもらいたいか」、「どうしてほしいのか」を決めておくことで、将来の不安に備えておくことが、自分らしいシニアライフをおくるコツだと思います。